6 posts categorized "破産"

破産係。

高松地裁の破産係に行きました。同時廃止破産案件で裁判所に赴くのはずいぶん久しぶりです。書記官さんに「暇になりましたか。」と尋ねたら「件数は落ち着いてきてます。」との答えでした。「かなり過払いに行ってるみたいです。」とも。
そうですね、以前なら迷うことなく破産手続きになっていたのに、今はまず取引履歴取り寄せと引き直し計算、そしてサラ金にファックスで請求書、交渉、というお決まりのコースでの過払い請求ばかりです。
それでも追いつかなくて破産、というパターンだけが裁判所に行きますので、破産申立件数は一時からすれば減るはずです。裁判所も過払いを検討したうえでなければ受け付けてくれないようです。
破産管財案件でも、破産者の過払い請求を行って回収することも管財人の義務のはずです。もしも過払いが考えられるのにその手続を怠っていたならば「管財過誤」といわれるのではないでしょうか。

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破産件数。

最高裁判所の速報値によれば、2年連続して、破産申立件数が減少したとのことです。
仕事の実感とも符号します。(しかし、年が明けてから、また急に破産・任意整理の相談が盛り返してきたのも事実です。)
件数が減少したと言っても全国で20万件弱という数字です。ここ数年間は毎年々々、高松市民の半分程度の人数に相当する件数(破産件数には法人も含んでいます。)の破産手続きが国内で新たに生まれたことになります。
素朴に考えて、これは大変な事態ではないでしょうか?

消費生活者に対する過度の信用の付与(無資産者でも簡単にカードが作れる。)、
生活コストの高額化(昔々は、車もテレビも冷蔵庫も何もなくても生活できた。教育も公立で十分だった。)、
消費意欲をかき立てる商業主義の蔓延(確かにね。ある設計士さんの言「日本人の家には荷物が多過ぎる。」)、
など破産増加の根源的要因は説明できるでしょうが、事実・事象として、これから日本はどうなっていくのでしょうか?

こんな国にだれがした、とつぶやいてみたくなる建国記念日。
10,-3.0

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破産の現場。

破産申立てを決定した企業の朝礼に立ち会った。今朝のこと。

従業員にとってはいつもの朝であり、いつものように掃除をして仕事に取り掛かる準備をしていた。機械の電源を入れたり、原材料を作業場所に持ってきたり、と。
社長は、そんな何も知らない従業員を目の前にしながら、意を決して集合をかけた。
何だろうという顔をした従業員に対して、破産という結末を説明しようとするが、うまくいかない。
私が話しを引き取ってこれまでの経緯やこれからの流れをなるべくわかり易いように心がけて説明した。
みなさん真剣に聞き取ろうとしているし、うなづいてくれてもいる。
私は未払い給与の立替制度などについて説明して、少しでも不安感を少なくしてもらいたかったが、従業員の表情には不安が現れている。
実のところ、明日が給料日。楽しみにし、頼りにしていた人ばかりである。
それが、給料が出ない。。
給与生活者にとってこんなに心細いことはないだろうと容易に想像できる。

私は、朝礼での説明が終われば、従業員は全員、私物をまとめて帰宅すると思った。給料もくれない会社にこれ以上いてどうなるのでもない。いるだけ無駄だ、次の仕事を探そう、と思うだろう、と。

ところが、十数名の従業員が額を寄せ合って話し合ったと思うと、だれかが、
「今かかっている仕事仕上げます。」と言い出し、みなさん何事もなかったように仕事を再開したのである。
その中のある人が言った言葉が忘れらない。
「社長さんにはお世話になったから。」
と一言。

私は、正直驚いた。そして、これが日本人の美徳なのか、それとも田舎の人の純朴さなのか、と思い、次に、涙が出そうなくらい感激した。
社長の奥さんも目をはらして泣いていた。
その仕掛かり仕事をしても、経済的には発注業者の債権と相殺されて、結果的に会社の債務額が減少するだけのことである。
けど、とりかかつたことだから止めない、
社長さんには世話になったから仕上げる、
というのである。

人間として生きていく限り、人から教わること、教わらなければいけないことは、数多い。

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破産。

昨年の国内での自己破産申立件数が一昨年より約3万件少なかったことが報道されています。
確かに実感と合います。
一昨年は、来る日も来る日も、破産か任意整理の処理をしていた記憶ですが、昨年は「あれ?」と思うくらい破産関係が減りました。景気も回復基調で破産事案の数も落ち着いてきたのですね。
それでも昨年の申立実数は21万件以上であり高止まり状態であるのは事実です。

破産は減りましたが、それに替わり、いま、激増の感触なのは、
離婚
です。それと、
相続
もです。
だから、近頃は、来る日も来る日も、離婚や遺産の話をしています。

家族関係が(語弊がありましょうが)ドライになってきたからでしょうか。
あと50年といわずとも、あと5年でもすれば、家族に対する国民の意識が大変わりするような予感もします。
一夫一婦制に対する疑問、事実婚、夫婦別姓、そして庶子均分相続に対する疑問、など。
太平洋戦争後、日本の家族制度が一気に西洋的な合理化がされましたが、その揺り戻しもあるかもしれません。

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コンメンタール。

昨日の疑問は、コンメンタールのおかげで何とか筋道が見つかりそうです。
青林書院の注解破産法下巻、です。
生命保険が問題です。

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破産者死亡。

パートナーの阿部が破産管財人を務めている人(個人破産者)が病気のため急死してしまいました。
極めてまれな出来事です。そのため、管財手続はどうなるのか、(法定)相続人はどう対処するのか(どのような対処を勧めるのか)、について疑問が急浮上。
2人で調べたら、どうも(旧)破産法(旧法適用のため)130条が入り口のようです。基本書を見たら、入り口に入ってからの手続も書いてます。
しかし、極めて具体的なところでどうすべきなのか、どのような点に注意すべきなのか、という手続上のマニュアル的な部分がいまひとつ分かりません。
どなたか、経験されたところをお知らせいただけないでしょうか?
お知恵を拝借したいです。
なお、裁判所の担当書記官さんも、詳細まではわからずお困りのようです。

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