7 posts categorized "クレンペラー"

クレンペラーのマタイ-SACDに触発されて。

オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニアのJ.S.バッハ作曲マタイ受難曲です。

最近届いたSACD(WPCS-13138/40)を再生してみましたら、柔らかく聴き易い音。

Wpcs1313840

ただ聴き進んでいくと、何かが違う。柔らかく聴き易くても、やはり、基本CDの音。
どこか虚しい。

しかもこのSACDに採用されたジャケット。背景が白い。
最近はやりのデジタル盤にオリジナル・ジャケット(のミニチュア)をまとわせる販促からすれば、これがオリジナルジャケット、ときてもいいはずなのに、しかし、オリジナルはやはり黒だったはず。
なんでこんな白い背景にしたんだろう?

けれど、こんなジャケット、なんとなく記憶に引っかかる。
もしや。
とエサ箱を漁りましたら、出てきました。
これかな?

Cx5253aCx5253bCx5253cCx5253d

Cx5253eCx5253f

UK盤。ハイライトの1枚もの。しかも、mono。CX5253
モノ針が十分温まっていますから、早速、再生。

これこれ。
音の実在感が違う。
音に質量があります。
しかも、単純に、ハイライト、と思っていたら、よく見るとジャケットにもありますように、
Arias from
というので、アリア集。しかも女声ばかり。

エリザベート・シュワルツコップ

クリスタ・ルートヴィッヒ

という20世紀を代表するソプラノとアルトの美声がそろっています。
美しい女声に背筋がしびれ、脳天から放電しそうです。
オケの重量感は大地が動く様を写すようです。個々の弦も管も、粒立ちがよし。
女声と楽器の絡みが鳥肌にさせます。

SACDに触発されてモノラルに行き着くとは。

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「幻想」UK。

クレンペラーによる「幻想」の日本赤盤を書いたら、やはりUKオリジナルに触れなければならないのでは、と取り出しました。
棚から出てきましたUKstereo盤。SAX2537
Side1 : -3 12 O
Side2 : -3 1 A

Sax2537aSax2537bSax2537cSax2537d
Sax2537eSax2537f

今だから書けます。レコードと一緒に購入した際の送金記録などが出てきました。それによりますと、今から12年前、東京の(おそらく今は閉店していることでしょう)某Hさんから代金2万5000円で購入していました。
ただ音については、当時も今も、どうも表面のノイズ(サーフェス・ノイズと言うのか?)が大きく、S/N比をずいぶん悪化させています。

このたび、日本赤盤に引き続きヴォリュームつまみを動かさず再生しますと、ノイズの間から、情報量が豊かであることを感じさせる音が出てきます。ノイズが低くなりさえすれば本来のUKオリジナルサウンドを堪能できるのではないでしょうか。
このノイズ、前主がレコードスプレーでも使ったのでしょうか?レコードのクリーニングマシンが欲しくなります。

さて、モノラル・カートリッジに変更してお待ちかねのUKmono盤です。33CX1898
Side1 : -1S 1 G
Side2 : -1S 1 G

33cx1898a33cx1898b33cx1898c33cx1898d
33cx1898e33cx1898f

ステレオが入手価格を持ち出したのでこちらも言いますと、記憶に間違いなければ約9ポンド。今のレートで1540円くらい。ただし送料別。
ところがサウンドは、低域がブンブン出て広がりのある華やかなモノラルサウンドを展開しています。

ただ輸送途中の取扱いのせいでジャケットの下が曲がって到着しまして、もっときれいなの、と探してきたのがもう一枚。

33cx1898

たしかにジャケットはパリっとして満足。しかしサウンドは、ちょ~っと劣るかも。Side1 で-1S I Rでした。GとRで違う物なのでしょうかねえ~。
右のミントなジャケットに左の盤を挿入して完品を作るか、との気の迷いがまた。。。

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「幻想」。

赤盤シリーズ、その1。

さる方を介して、あるコレクターの方が保有されていました、かつての東芝赤盤のほとんど帯付美麗盤、ほぼワン・オーナーらしき言い伝え、でまとまった量をいただいたことがあります。それは運ばれてきたままの段ボールにほとんどそのまま入ったままで保存してきたのですが、徐々に再生してみることにしました。

そんな「段ボール」から取り出しました第1弾目がこれです。

Aa7158aAa7158bAa7158c
Aa7158dAa7158e

クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団、ベルリオーズの「幻想」交響曲です。AA-7158
「幻想」の演奏では、私は、一般的な有名盤のミュンシュ・パリ管よりも圧倒的にクレンペラー盤が好きなのです。この曲に関するこの盤はほぼ絶対的な存在なのであります。

白眉は第2楽章でありますが、オケは歌い、粘り、時にはおずおずとした表情を見せ、ついには熱唱で終わる、誠に表現力が豊かで力強い演奏です。弦も粘ければ、ハープも粘い。「幻想」の表出にはぴったりだと思いますね。
続く第3楽章の管の呼び合いは、ヨーロッパ中部の山岳地帯で羊飼いが谷のこちらとあちらで、呼びかけ合うようです。鄙びた音色も最高です。
もちろん他の楽章も素晴らしい。

さらにこの東芝赤盤は、音がいい!
ツヤも張りも申し分なし、ひょっとするとUKオリジナルstereoを凌いでいないか?と思いつつ聴き通しました。

誠にありがたい個体であります。

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ドン・ジョバンニ。

東京旅行の前から自宅で聴いていたのは、このオペラ。
モーツァルトの「ドン・ジョバンニ」。
クレンペラー指揮の有名盤です。UKstereoでSAN172-5 ゴールドラベル。
San1725aSan1725b
San1725cSan1725dSan1725eSan1725f
San1725gSan1725hSan1725iSan1725j

オケの個々の弦の粒立ちと奥行き感のある響きとが両立する素晴らしい音色。
人の声が、言うまでもなく、美しい。
スピーカーに背を向けてパソコンに向かっても、ああ~いい音~、と感じる瞬間が頻繁に訪れます。BGMのように聴き流していてもまったく邪魔にならず。
大団円、騎士長登場での弦のむせ上がりは、地獄の釜の湯気か、あるいは死を目の前したドン・ジョバンニの後悔と怖れの感情か。

東京旅行を間に挟んでその前後に聴き通しました。
オペラに関しては、フルトヴェングラーのレパートリーの範囲程度、つまり他にフィデリオ、魔弾の射手、それとワーグナー、から始まり、モーツァルト物は大抵聴きますが、まだまだ未開地が広がるところではあります。
はまったら怖い分野です。

もう一組出てきました。右側はUKstereoのイエローラベル。
San1725

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クレンペラー/モーツァルト「魔笛」mono。

床上地層コレクションの最終段階、最後に行きついたら、これが出てきました。
クレンペラーの名盤、モーツァルトの「魔笛」。UKmono盤。ゴールドラベル。AN137

もちろん、トーレンスとオルトフォンで再生しました。

管弦楽の低域のこの吹き出しは何?
ザラストロは「男の中の男」の声がする。
グロッケンシュピーゲルの実在感はたとえようがなし。
パパゲーノ、悲し過ぎる。

いつものチンケなセット、それは仕事場のミュージックコンソール、あるいはカー・オーディオ、せいぜいターンベリー時代の音、それらはすべて、実は現実の音の発信源に比べれば、あまりに小さい躯体(つまりスピーカーのこと。)を通じての音化でしかなかった。
それでも、それぞれの音は小さい躯体で溶け合い、独特の風味を醸し出してはいた。

今回、モノラル盤でWRのスピーカーから発する音は、録音収録現場に居合わせた音。控えめに言っても、収録直後のコントロールルームでの再生音。
だから小さい躯体の溶け合った末のこの録音の風味は、なし。
ただ、リアル、のみ。

こんな音、私、聴いてしまいました。

Zauberflotemono1Zauberflotemono2

このUKmonoとともに出てきたのはフランスのstereo盤。
UKmono三枚組を通して聴いたあとのこと。
エサ箱ならず、棚、のほうで探索すると、さらに二組発見。
一つはUKstereo盤ゴールドラベル。
もう一つは、箱がUKmono標記。箱を開けたらUKstereo盤イエローラベル、の、なんちゃって盤でした。

Zauberflote

上左がUKmonoゴールドラベル。
上右は、UKstereoゴールドラベル。
下左は、UKstereoイエローラベル。箱はmono標記。
下右は、フランスstereo、でした。

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CD棚の現況。

20090529klemperercdsCDの棚のクレンペラーの部分の現況を。
CD時代の極々初期には注目していませんで、そのあたりがありません。

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Klemperer/Beethoven:Overtures。

オットー・クレンペラーOtto Klemperer(1885-1973)のレコードを、いつか書きたい、と思いつつ今日まできました。
ワーグナーの管弦楽曲集UK盤を最初の記事にしようと目論んでいたら、イギリスから届いたベートーヴェンのほうのLPに感激して、つい画像オヤジに変身してしまいました。
33cx1930a33cx1930b33cx1930c_233cx1930d
33cx1930e33cx1930f届いたばかりの33CX1930、UKモノ盤です。
サイド1の「コリオラン序曲」の音を聴くといてもたってもいられなくなりました。何かに追われてせかされているような感情が掻き立てられます。CD棚によじ登り、このLPに収録されている曲のCDを探しだしました。聴き比べするためです。
2曲目の「プロメテウス序曲」の弦の恍惚感。3曲目「エグモント序曲」の怒涛の迫力。
アナログのいい音を聴いたら到底CDは聴けません。
しかもこの盤、1960年ころのイギリスのレコード店の棚からそのまま運ばれたかのような奇跡的新品同様盤。ジャケットのヒゲも一本のみ。光沢豊かなビニールコーティングにオリジナルISつき。盤面はプレスされたばかりのようです。
ネット通販ではクラシックLPではこんな新品同様盤に出会うのは決して珍しくありません。愛好家が大切に取り扱っていたのが非常によくわかります。ロックと比べたら精神衛生の極めて良いこと。。

Cdm7636112aCdm7636112bとはいえCDを探すと、国内盤ではベートーヴェンの序曲をまとめて収録しているのが見当たりません。ようやく輸入盤CDM7 63611 2がありました。ステレオ。
しかし収録曲を見るとエグモントがありません。
Cdm7633582aCdm7633582bさらに探すと「田園」の余白にエグモントとプロメテウス序曲が収録されているのを発見。
CDM7 63358 2
これまたステレオ。
Cdm7638552a_2Cdm7638552bと、ここでモノCDにレオノーレ序曲2番と3番を発見。
名演の「英雄」モノとともに収録されています。
CDM7 63855 2
CDはステレオでも、スチューダーの繰り出す音が美しい。もちろんLPの迫力には劣りますが。。
モノのレオノーレ冒頭をかけました。うわっ、CDでこの音はすごい。レオノーレはともかくエロイカにうつってしまいました。
これもすごい。しかし、なんてフルトヴェングラーVPO52年スタジオに音色が酷似。どこが違うのか、間違い探しを始めたくなるようです。そこはやはり音の強弱とテンポ、間合いに、熱くなりきらず、どこか冷徹に見ていると評されるクレンペラー印はあります。
フロデューサーが、やはりウォルター・レッグ(&ウォルター・イェリネック)。1952年のウィーンの音を1955年にロンドンで再現したかったのかもしれません。
次はどうなるの、の息もつかせないで第1楽章聴いてしまいました。

深夜にいかんなあ、と思いながらも、フルトヴェングラーの1947年復帰演奏会のエグモントをCDとドイツLPで鑑賞。これまたそれぞれ素晴らしい。

Sax2570aSax2570bSax2570cSax2570d
Sax2570eSax2570fクレンペラーのLP棚をあさりますと、今夜のメインのモノLPのスレテオ盤SAX2570発見。
今日はかけません。
この盤もモノと同様かさらに美しい新品同様盤です。
33cx1930sax2570こんなモノ盤とステレオ盤のペア。
ビートルズのUK盤でもっていたらどれくらいの値段が今はつくのでしょう。。
とジャンル超えの妄想にふけってしまいました。

33cx1270a33cx1270b33cx1270c33cx1270d
33cx1270e33cx1270fさらに棚をあさると、これも素敵じゃないか、のLPを発見。
33CX1270
青ラベル。
ジャケは経年のいいくたびれ方をしていながらも、盤面は極めて美しい。
次回の楽しみに。

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33cx1902e33cx1902fもうひとつ、モノラル。
33CX1902
さきほどの1270の再発だと思いますが。。どうでしょうか?

Sxdw3032aSxdw3032bSxdw3032cSxdw3032d
Sxdw3032eSxdw3032fSxdw3032gSxdw3032hかなり新しくなって、ステレオ2枚組。
SXDW3032
切手タイプのニッパー君で青ラベルです。
よく見たらプロメテウスが抜粋で入っていますね。
これまた追い追い。

気がつけばこんな時間か。。
明日はまだ平日。

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