五嶋みどりとバイエルン放送交響楽団。

7日・土曜日の夜。
倉敷市民会館まで五嶋みどりのコンサートを聴きにでかけました。
バックはヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団です。
演目は、前半がベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、後半がチャイコフスキーの交響曲第5番です。
素晴らしい音楽会でした。
五嶋みどりさんを生で聴くのも初めてであり、名曲のベートーヴェン・ヴァイオリンコンチェルトも生では確か初めて、です。
五嶋みどりさんのヴァイオリンは(生で接したことはないものの)メニューインのかそけき響きを連想させました。きれいな音、何よりも情熱と集中力が凄まじいです。楽団の日本ツアーの初日にあたりましたが、五嶋みどりさんの第1楽章からの全力疾走にオケも温まり高熱を帯びたようです。オケの音は確かに素晴らしい。倉敷という地方都市で(失礼。)こんなオケの音に接することができるとは予想外でした。重厚かつ見通しとバランスのよい音です。会場販売のパンフレットにオケのBMWと形容していました。200キロ走行してもぶれない安定性が似ているとか。確かにそれは言えます。同じバイエルンですし。
第1楽章は涙が出るくらい素晴らしいものでした。拍手したくなるほどですが我慢。
第2楽章、第3楽章も立派。ただし第3楽章ではソロが少々弾き急いでいる印象を受ける部分があって残念ではありましたが、それはライブだから、という理由で正当化はできそうです。
後半のチャイコフイキーも見事。
オケは最初から全開です。金管の響きとバランスが素晴らしい。第2楽章の小ホルン協奏曲様の部分も期待を裏切りません。これはホルン奏者、かなり緊張を強いられる部分です。
金管相互の会話と弦楽とのやり取りがすこぶる見通しよく、オーディオ的にも(この表現はライブに適さない?)素晴らしいものでした。
ただこれが、サントリーなどの有名ホールであれば、さらに素晴らしくなるのでは、との思いも頭をよぎりましたが。
最終楽章は聴衆を興奮のるつぼに叩き込んだ、という陳腐な表現を許してもらいましょう。最終コーナーを回る前の音の途切れた個所で2階からパラパラと拍手が。曲が終わったものと誤解したのです。フルトヴェングラーのライブでもそんな拍手がありました。
最後の整理運動か深呼吸のうちにまたもや盛り上がってフィナーレを迎える様も感動的であります。
聴衆の拍手は熱狂的。年齢層の高さにかかわらずいつ終わるともわからない拍手を鎮めるようにハイドンのセレナードがアンコール。
個人的には近年まれに見る素晴らしいオケの演奏に接することができました。
バイエルン放送交響楽団、いい楽団です。CD、LPにも名録音多数です。
蛇足
瀬戸大橋が片道1000円でした。1000円高速の利益を初めて実感。ETCの表示に驚嘆しました。




































































































































































































































































































































































































































































































































