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内田光子のモーツァルト。

ウィルコミルスカの他の盤があったような気がする。
確かディーリアスでノンスリーブの衣装で佇立したジャケットのを、ついで買いした記憶があるのだけれど。
と思いエサ箱を漁っておりましたらこれが出てきました。

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内田光子さん。
帯に、最高品質、直輸入盤、の文字が躍っています。ジャケットもコーテイングされしっかりしたボール紙を使用し品質の良さが品格を醸し出すようです。
まずはさておき再生。
脳内にあるモーツァルトの音楽をそのまま現実にしてくれたような素晴らしすぎる音楽。
音の強弱、テンポのコントロールの正確さは、まるでたとえばアンプのヴォリュームを操作するときのようであるかのような。よい意味で人間離れした機械的正確さを感じます。指定された楽譜どおりに再生すればそこにモーツアルトの魔法の粉が降ってきたかのような情感も。
こんな感覚は管弦楽ですがジョージ・セルを思い出しました。
帯裏の広告部分には字が小さいですが、このタイトルはLPだけでしか発売されておらずCD番号の記載がないことです。昭和59年(つまり1984年)8月現在とも注記されています。1982年10月のCD市販開始からまた2年程度ではデジタル録音であってもまだLPが幅を効かせていたことがわかります。自分の記憶にもあてはまります。
奏者の内田さんはそんな1980年代から90年代にかけて飛ぶ鳥を落とす勢いでありまして出すアルバム出すアルバム、某クラシック系音楽雑誌では、特選、の連発でありました。日本人奏者を食わず嫌いしていた私は現在進行形でその波に乗らず遠巻きに見ておりました。
ジェフリー・テイトとの共演によるモーツァルトの協奏曲集をCDで聴くようになって(それも新譜発表からかなり遅れて。)ようやく内田さんの真価に気づいた次第でした。
ところがクラシックの音壇に突如彗星のように登場した感のあった内田さんはその登場当初からすでにオバサンの風格でして(大変失礼)若いころはどうだったんだろう、の謎めいたところがありました。
今回ネットで調べみましたら、どうやら若い時期は不遇であり、イギリスの音壇に発見されて一気にブレイクしたのだそうです。その前には国内でも地道に活動していたのに海外での評価で有名になるのはこの国にはよくあることでして。ちなみに、その不遇時代には東芝に録音した盤もあるそうです。(ちょこっと頭にとどめておきましょう。)

いい物、発掘しました。
けどウィルコミルスカはまだ出てきません。

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