« 3日の初日の出? | Main | 仕事始め。 »

厄落としのお寺-第23番札所薬王寺。

さて、1月3日、旅の最後の宿泊を終えて帰宅の日になります。
朝、宍喰のホテルを出るときに正直、どっちの方向に帰ろうか迷っていました。
徳島県海陽町宍喰を出発点としたら自宅のあります香川県三豊市までは、高知県経由の南周りルートか、徳島県経由の北周りルートか、どちらでもほぼ同じ距離なのです。つまり四国の東部の真反対に位置するのです。
ホテルの駐車場から国道に出るには海のほうに向かいます。そして右に行けば高知県の南周りルート、左に行けば徳島県の北周りルート。
来たのと同じルートを再度走っても仕方ない。徳島県を老母に見せるか、それに薬王寺さんにも行けるし、と左へとハンドルを切りました。

高知県内のジオ・ロードとは様相が一変して、徳島県内はリアス式海岸の連続です。高知県内では山になだれ込むような斜面に張り付いた道を辿りますが、リアス式ではトンネルが異様に多くなります。
走り始めてから間もなく、乳ケ埼と名の付く小ぶりな半島に囲まれた那佐湾を見ました。

20170103c_2

さらに進んで海陽町の旧海部町地区にあると思われます漁港、ここもすでに数回訪れているのですが、母親は初めてですから寄り道しました。防波堤の規模が、波静かな瀬戸内とはケタが違う感じです。
天候は快晴。晴朗で波静かです。サーファーはいませんでした。

20170103d20170103e20170103f20170103g

さて海部地区からさらに北上を続けましたら、美波町の旧日和佐町地区に来ました。
これまで人気の少ない場所ばかり走行してきたところ、突如、大勢の人混みを目の当たりにしました。
車も上り車線が渋滞気味。
道の駅の前でこのまま進行したらかえって駐車に困ると思ったら、進行方向左側に初詣の参拝客のためと思われる無料駐車場の表示を発見。入口の交通整理員の誘導に従って駐車しました。

いや~、これこそ、初詣、ですよね~。

と福を求めて初詣する日本人の習俗の空気感たっぷりでした。今回の旅が自然系からいきなり文化系に切り替わりました。

20170103i

お寺に近づきますと参拝客の姿は益々増えて、山門前には出店が列をなしています。
門前、市を成す。

20170103i_2

老母は石段を登るのはあきらめて山門あたりで待つことになりました。「代わりに参拝してくるよ。」と私が引き受けました。訴訟代理人でも手続代理人でもなく、今回は参拝代理人です。

厄除けのお寺なのでまずは女厄坂。

20170103j

石段を上る途中に、お寺の職員さんと思われる方が、小さい熊手のような道具で石段をサッサと掃いています。すると熊手でかき集めているのは大量のお金。ほとんどが1円玉です。それを塵取りのような道具にかき集めているではないですか。
なんで石段に小銭なんだろう?

次の男厄坂の手前では大渋滞。しばらく登坂を停止されています。
どうも、石段に積もったお金で参拝客が足を滑らせるのを防ぐためのようでした。
ふと足元のごみ箱を見ましたら、銀行で硬貨に両替されたときに硬貨を包んでいますビニールが大量に廃棄されています。

20170103j_2

登坂が再開されました。他の参拝客とともに石段を登りましたら、お隣のご年配の男性が、手にした1円玉を一段ごとにチャリンチャリンと落として登ります。
厄落とし、って、これ~!?
こんなにたくさんの参拝客が厄落としの祈願で硬貨を落としていくのはとんでもない量になることは容易に理解できます。

本堂の参拝に続いて塔(正式な名称はなんというのでしょう?)まで登りました。
拝観料を支払い内部に入らせていただきますと、階段を下ったら漆黒の闇の空間になっています。左手で壁を伝いながら進みます。
善通寺さんにも同じような場所がありますね~。
すると間もなく、ぼ~んやりした灯りの元に御本尊が安置されています。
こういう演出って、有難さが増すよな~、と罰当たりな感想を抱いてしまいました。もちろん有難い気持ち一杯で手を合わせてきました。
さらに上層に上ります。

20170103l

このお寺の、おそらく最も高い場所ですね。
旧日和佐町地区の街並みが一望です。
ウミガメの産卵場所の浜の場所がわかります。

20170103m

日和佐城の天守がほぼ同じ高さに見えます。

20170103k

無事、山門までおりまして代理参拝は完了、もちろん本人参拝も。

薬王寺さんを離れて、至近距離の道の駅に寄り道。
何か買う目的がなくても寄ってしまうと欲しくなるものもありまして。

20170103l_2

あとは香川県への帰路を急ぐのみ。
お茶の一服でも、と寄り道しましたのは超・ユニークな喫茶店の大菩薩峠。
営業している、と喜んで入口に行ったものの、十人ほどのお客さんが列をなして待っています。
あきらめました。
が、老母は建物の様子がずいぶん珍しく、感心してながめていました。

20170103n

大菩薩峠を後にしますとあとはひたすら国道を走るだけ。
もちろん車窓の風景を楽しみながら。

今回の旅は最初から最後まで素晴らしい好天に恵まれました。美しい日の出も数回拝めました。
天候はまるで春先のような陽気。
元旦から三が日の間、毎日、四国八十八箇所の名刹を参拝できました。これは四国内の正月旅行ならではですね。八十八箇所参りにはまりそうです。老若男女を問わずたくさんの方々がお遍路さんのいでたちで回られていたのも印象深い旅でした。

今年一年が良い年になりますように。

|

« 3日の初日の出? | Main | 仕事始め。 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/48557/64768505

Listed below are links to weblogs that reference 厄落としのお寺-第23番札所薬王寺。:

« 3日の初日の出? | Main | 仕事始め。 »