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フシギな若手さん。

10月14日・金曜日。
家事調停のお仕事に臨みました。
当事者である依頼者を同伴して調停室での調停委員の先生方に対する説明等を終えていったん待合室に戻りました。
調停は待つ時間が長い。
待合室には面識のない弁護士さんらしき若い方、そして年配のよく知る弁護士さん、そして三々五々に入室する当事者の方々という、いつもの見慣れた風景でありました。
するとその名も知らぬ若手の弁護士さんが携帯電話を受けていました。
私は即座に退室して廊下で内容が漏れないように会話するものと思っておりましたら、待合室内で堂々たる会話を始めて終わる様子が見えません。当然、最初に○○法律事務所の弁護士の○○です、と名乗りましたので私も、なんだ同じ会内の先生か、とわかった次第です。
しかし公衆(だれが入ってくるかわからない、の意味)の待合室で携帯で会話することが一般社会人としていかがなものか、と思うのもつかの間、さらに通話相手がどうも今回は出頭していない当事者(依頼者)であることがわかりました。
通話はただちに終わる様子ではなく、どんどん会話が継続し、どうも依頼者との打ち合わせモードに入ってきました。若手弁護士さんは調停室を通じての応酬のもようを説明し依頼者の判断を仰いだり状況説明にまで至った様子。

まいったなあ~。

聴かされるほうがたまったものではありません。
おいおい守秘義務は大丈夫かい。
などと思いつつ、こちらはうつむいて考え事でもしているフリをしていました。
が、数名の方々が在室しながら誰一人しゃべらない待合室はその通話しか響いていないものですから同室内にする限り聞かざるを得ない状況に立ち入りました。
すると同業者である私には紛争の内容が徐々に把握できるまでになり、こちらが不安を感じ、その不安感が増大していくのでありました。
まさか固有名詞だしたらいかんな~。
と案じておりましたら、当の若手さん、固有名詞を明確に発語してしまいました。

いっちゃったよ~、どうすんの?

と取返しのつかない状況に感じました。
しかし当の若手さんはそんなことなど意に介さずまだまだ語っています。
おかげでは私は、案件の全貌を聞きたくないのに把握してしまいました。

通話を終えたら、注意したほうがいいのかもしれない。けど当の若手さんは弁護士としてのプライドが高いあまりにこちらの注意を聴かなかったらどうしよう、とかかえってこちらが縮こまる感じになってしまうくらいでした。
だれか、言ってやってよ~。
と祈るような気持ちであったのも事実です。

私の担当する案件で再度呼び出しがなされて待合室を出て、ある意味、退避できて一安心。
当日のお仕事を終えて依頼者と今後のスケジュールの確認に、と待合室に入りましたら、あらあの若手さんまだ通話している。案件の記録書類を大開きにしてめくりめくり見ながら会話を続けていますし。
まるでご自身の事務所内状態のようです。

なんだか、エライもの見て聞いちゃったな~。
というより、いたたまれない、聞くに堪えない。
同時に依頼者の方が気の毒(当然)。
自分のプライバシーがそんなところでダダ漏れになっているなどと携帯の向こうでは露知らずでしょう。
待合室に、○○と直接または間接に関係する人でもいたら、と思うとこちらがゾッとします。
当の若手さんは、ゾッ、ともしていないからできることでしょうけど。

ちょっとフシギな若手の方でした(日本語の「ちょっと」は時としてVERYを意味します。)。

だいじょうぶかな~?

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