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広島の原爆。

2月25日・木曜日。
平和記念公園及びその周辺を散策しました。
元安川の東岸の道を南下し、平和大橋を西へ渡ると平和記念資料館の南正面に出ました。

このあたりのなんともいえない押し殺したような空気感は気のせいでしょうか。

資料館に入館しました。入館料50円。
何度見ても涙の出る展示品。
だけど今回は分量が少ないのでは?
と出口に向かったところで訳がわかりました。本館と東館の展示を変更する工事のため、目下東館は閉館状態で、展示品は一時的に半減しているもよう。
ただ告知内容に「グランドオープン」と書いてあるのは違和感が大。

出口下の地面は発掘作業中ですが、井戸の跡など生活の痕跡が生々しく見えました。原爆前の生活状況を示すまさに「現代遺跡」です。

それまで(戦時下といえ)通常の日常生活を送っていた夏のある朝、一瞬にして、家も家族も失い、家庭生活の安らぎも仕事の充実感もそして人生そのものの失った出来事。
一人の人間にとってはなんというはかなさ、無力感、寂寥感、孤独感、それらを感じると、鬱、の気分に陥って抜けられなくなります。

今回は広島の街をある程度実際に歩いてみて、被害の程度と大きさをなんとなく足で感じてしまいましたが、あの原爆は極めて初期のもので、技術が進んだ今との比較では小さいものの、それを人間のいる街で実際に実験したのだ、という感を強くしました。
そう思うとスーツケース原爆によるテロという事態も単なる空想ではなくなりそうです。

帰宅して母親に、
初めて原爆の資料館に行ったのはいつだったかなあ、と問うと、父親が仕事の関係で宇品の港に入港して学校の長期休暇の時期を利用して遊びに行ったときに連れていかれたらしいとわかりました。子供に教育として見せてくれたのでしょう。うっすらとながら、こわいところ、という印象が残っています。
親からしてくれたことを子に返す。それで6年前には我が子たちを連れてきました。
一度きて理解すれば足りるところなのでしょうが、何度も来てしまいました。

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