« いきなり2往復、そしてゲリラ豪雨。 | Main | 県道6号線、今回は好天のドライブ、そして絶景。 »

徳島出張-恐怖と謎の県道6号線。

8月19日・水曜日。

朝一番に三豊オフィスでご来客。
終了後、午後のお仕事のために徳島の裁判所に向かいます。
自宅から出発して鳥坂インターから高速に乗って東方向に向かい高松道経由で鳴門ジャンクションから南下し徳島インターでおりました。裁判所周辺に到着したら自宅からの所要時間は約1時間20分でした。速くなりました。
裁判所は工事中のため駐車不可。近隣の駐車場を探さなければいけないのですが今回はちょっと苦労。とあるビルの地下駐車場に入ったものの駐車スペースの余りの狭さに困惑。それでもなんとか収めました。かつて自宅で2台とめていたときのギリギリ駐車の技を発揮。

さて裁判所での業務もつつがなく終了。
帰路に着きましたが、来た時と同じではつまらない。徳島インターから高速に乗って吉野川沿いに徳島道を西進することにしました。
空は曇天。ときおり小雨。
そろそろ川之江のジャンクションが近いころにまた迷いが。次のお仕事は午後8時から。まだ時間の余裕があります。高速だけではつまらない、たまに一般道で山越えするか、と思い至りました。
井川池田インターで高速を降りて一般道に入ります。猪鼻峠を越えて三豊平野方面におりる国道32号線です。
このころ雨は土砂降り。瀬戸内方面とは違う、南からの風が讃岐山脈や四国山地に当たって雲となったかのような「太い」降りです。
後ろから大きなトラックに迫られながらつづらおりの道を登っておりましたら、ナビに映ったのが左方向に向かう、また別の道。どうも三豊観音寺方面に通じているようです。
えい!通ったことのない道だから行ってしまえ!
と即断して左折したのでした。

走り始めて後悔するのに時間を要しませんでした。
道幅の広がる部分はたまにあるものの、ほとんど車1台分の幅。対向車が来たならば、ドキッ、として、どうしよう、と思案する道です。
まるで祖谷温泉に向かう道。はたまた恐怖の国道493号線か。

ひんぱんに現れる「落石注意」の看板。まさに土砂降りの雨のど真ん中。小石のひとつくらい転がり落ちてくるのでは、そして愛車の車体をへこませるのではないか。不安な道が連続します。
(地元香川から)こんなに近いところに秘境ロードがあった~。
と驚くような悲しいような。
幸い対向車は2台程度。しかも地元の軽トラと業者さんの配送車両のようなもの。
途中、
え?こんなところに民家があるの?
と目を疑うことも。

ナビに目を凝らしつつ、人工建造物が地図上に記されている集落らしき場所に近づきました。
すると突然、視界が開けてきまして民家がチラホラ。
おお、集落がある。こんな隔絶した場所に。
やや?小学校も!
鉄筋コンクリートらしき建物が一棟屹立してあとは校庭か?こんな建て方、そうだ、祖谷温泉近くで見かけた気がする。徳島の秘境周辺の学校はこんな構造なのか、と納得。どうも教室と体育館をひとつにして上下で分けているような外観です。平らな土地が限られた地域のための設計なのでしょうか?

20150819a

車外に出て少々休憩。
すると、やや?進路表示版に、
「観音寺」
という懐かしい漢字3文字の地名が記されているではないですか!
そうかこの道を行けば確かに観音寺に着くことができる!
希望と勇気をもらって、表示に従ったのでありました。

ところが、
希望と勇気が、絶望、に変わるのにこれまた時間を要しませんでした。
まず、アスファルト舗装が、ない。
道幅がこれまでの道より、さらに狭い。
香川で言えば、ミカン畑の収穫等農作業用に営農用軽トラが里山に入っていくような道。
え・え・え・え・・・。
ガードレールなんて、もちろん、なし。
渡る橋はどれもこれも、愛車の重量で落ちはしないか?と思わず抜き足差し足になるのでした。
なんてこった。
先月、これまた仕事の帰りに寄り道した比叡山延暦寺の、なんちゃって「境内」に通じる秘境ロードをさらに2ランクほどグレードアップしたような、パワーアップ秘境ロード。
おまけに暗い曇天が絞り落とすかのような雨。
ハンドルを操作する手が震えるのがわかりました。
だって脱輪どころか、転落、すら脳裏をよぎるのですから。
おか~さ~ん。こんな道に分け入った息子の不孝をお許しください。今度くることができたならば決してBMWで来ませんから。必ず軽トラか軽四できます~。
そう心で叫びながら、自分が試される、ラン、でありました。

そうディズニーのどんなアトラクションよりも、スリリングかつアドヴェンチャラス。

そうはいいつつ停止してこんな撮影もしてみました。
 
20150819b

はっ!
この切通しは何?
私に科された試練か?

愛車の両側をこすらんばかりに迫りくる山肌。
ここは己の車体感覚とハンドリングを信じるしかあるまい。
南無三!

通り抜けました!
切り抜けた~。すくわれた~。
と前方に目をやりますと、なんと!?

「香川県」
「三豊市」

という懐かしい漢字が三文字づつ並んだ標識が屹立するではありませんか!
とうとう到達した。帰ることができた。故郷香川県。
(隣県徳島から帰ってなんて大げさな。)

20150819c

車外におりて後方を見やると、さきほど切り抜けた切通しが。

20150819d

再び車中の人となり進行するとふと気づけば路傍にお地蔵様。
ありがとうございました。無事通ることができました。
と心の中で手を合わせました。
香川県内に入った途端に、峠道であるにかかわらず、アスファルト舗装。これまでの走行感は一変します。ガードレールも完備。
何かの統計資料で、道路舗装率が限りなく100パーセントに近く、日本一か二を誇る数字を叩きだしていたのは我が香川県。
そうか、徳島県との境の際までも舗装し尽くすのが香川か!
感心しきり、かつ、感謝しきりです。

あとはつづらおりの舗装道路を快調に降りていつしか民家とお米の育った青い田のある人里へ。
山本町の庁舎のあるあたりに来たらもう大都会の気分。

秘境に陥れられた絶望感と人里を大都会とみまがうような気分に、こんな近くでコンパクトに、かつ、無料で味あわせてくれるなんて。四国はディープだ、だけと実は安全だ、と妙な感慨にそまりつつ、午後6時の観音寺オフィスのお仕事(途中、事務所からの電話で急遽挿入されたお仕事。携帯は通じる!)に向かうのでありました。

そして、
帰宅して、落ち着いて、自分自身が、生まれて初めて走行した、(極・近場の)秘境ロードをマップで確認しました。
ここかあ~。
すると六角形の中に「6」とありますから、県道6号線とわかりました。確かに画像にも青い表示版が写っていました。
けど、
香川県と徳島県の両方の道に、ともに表示がついている。
はて?
「県道」といいながら、この道は香川県と徳島県のどちらの県の6号線?

謎です。

|

« いきなり2往復、そしてゲリラ豪雨。 | Main | 県道6号線、今回は好天のドライブ、そして絶景。 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/48557/62131886

Listed below are links to weblogs that reference 徳島出張-恐怖と謎の県道6号線。:

« いきなり2往復、そしてゲリラ豪雨。 | Main | 県道6号線、今回は好天のドライブ、そして絶景。 »