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JALとANAの違い-釧路と横浜を旅して。

今年は早々から釧路と横浜という遠隔地の出張が続きました。
しかもともに松葉づえを携えた(一時的)障害者としての旅でした。
釧路はJAL、横浜はANA、を利用しました。かつてJASとJALが統合した際に機体整備不良などの問題が取り沙汰されてから、JAS(高松ではこれでした。)からANAに乗り換えて、原則、ANAでこれまでやってきたのでありました。釧路は乗り継ぎの便でJALを今回は利用しました。
はからずも両社の違いが私にはハッキリしましたので次の通り。

まず釧路往復のJALの旅。
搭乗口から座席までの間、そして下りる際は座席から搭乗口までの間、女性CAの方がカバンを持ってくれました。
松葉づえは座席上の荷物棚に収納し、入れるのも出すのもCAにお任せでした。
空港内の移動では、行きは車椅子でなかったものの、帰りにはターミナル内の長い移動距離を車椅子で押してくれました。行きのときは行き違いかな、と後からは善意の解釈もできました。

さて横浜往復のANAの旅。
私のカバンを持ってもらうことはありませんでした。「お持ちしましょうか?」と声はかけてくれたのですが。
松葉づえは、最新鋭に近い機体(窓の日除けがガラス本体の濃度をあげるタイプ)の荷物棚はコンパクトなのか松葉づえば入りませんでした。CAの方が別の場所で保管して降りるときに渡してくれましたが。

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第二ターミナルでは、行きも帰りも、車椅子の話題すら、出ず。
というか、降りたときには、(ターミナルの構造上)地上スタッフがいませんから、車椅子の提案のされようが、なし。ただ、CAさんが下りる間際に提案してくれたのかなあ、どうもよく覚えていません。
さらに、帰りのときのこと。保安検査で私の体に反応してピーピー鳴り出しました。
私は原因がわかりました。胸ポケットのボールペンのジェットストリーム。裁判所でのメモのあと、胸に入れてそのままにしていました。
だけど、後藤健二さんなどの騒ぎがあったせいか、保安検査の人は、許してくれませんでした。
コートもボールペンも渡したのだから、もう一度、検知機をくぐらせてくれればよいのに、と思う間に、
まずそこにおかけください。
と丸椅子を指示されて腰掛けて、コートを脱ぎました。
スーツの胸には弁護士バッジを表にしたままつけていましたから職業はわかったもらえたはずなのに。
ただこの神通力も最近はメッキリ低落しているのでしょうね~。
そして、スーツ上着の下、ワイシャツのうえ、に手を入れて胸から背中からなでて身体検査です。
ついで、腰のベルトの巻いた位置のズボンの下・ワイシャツの上に手を入れてぐるりを検査します。
ズボンも両足ともさわり、さらには革靴のうえから手を抑えて何か入っていないか、のチェック。
それでよし、と無罪放免。
衆人環視の中での身体検査は終了して、松葉づえを手渡されて、私は吐き出されました。

けど、車椅子の話題はまったく出ず、そのまま行け、という格好になった次第です。

松葉づえをついて移動しながら考えました。
たしかにイスラム国のテロの危険が高まったというのは客観的事実でしょう。
だからあれくらいの保安検査は受忍しろ、という要求も理解できないではありません。性別・人種などの見た目では判断できない思想の問題ですから。先入観は徹底的に排除するのも理解できます。
しかし、受忍はしても、身体が不自由な事実も見てほしい。
搭乗口は73番だったか、ウィングの端っこ。バスでなかったのは幸い。けど移動距離はやはり長い。
右足のボルトが折れていたらANAのせいにしてやる、との理不尽な感情も抑えることができませんでした。

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そしてさらに考えました。
どうしてANAのCAさんにはカバンを預ける気持ちにならなかったのでしょうか?
よくよく思い出しますと一つの答え(仮説)が思いつきました。
それは、
JALのCAさんは、私の前に立ち、「お持ちしましょうか?」と言いながら、手を差し伸べました。
私はつい素直に、ハイ、と手渡して、「重いですよ」と言いながらも任せていました。
ANAの場合、手を差し伸べられことはありませんでした。さらに「お持ちしましょうか?」の声も、私の横か、はては斜め後ろから聴こえてきますから、いや、いいです、と自然に答えてしまいました。

これはやはり社内の教育の質と年輪の違いかも。
ナショナル・フラッグとして日本を代表してきたJALの伝統の一端がここに現れているのかもしれません。

第二ターミナルも実はチープに作った建物かもしれないし、お店もリーズナブル路線かも。ANAは「省力」をキーワードにしているのかもしれないですね。

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第一は時間の余裕があるときは見応えがあるし楽しいし。

次からはJALにしようかな。
十年くらい前に作って行方がわからなかったJALのマイレージカードが自宅内整理中に出てきたので、これから活用できるし。

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