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釧路の夜。

ホテルにチェックイン。

私が松葉づえを携えているのを見たフロントの女性担当者は、エレベーターにもっとも近い部屋に変更してくれました。もちろん部屋代は変わらず。
客室に入りますと、ダブル、しかも海側。

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予約していたのは街側のシングルでネット予約の格安でしたから、ずいぶん得をさせていただきました。ありがとうございます。

荷物を下ろしてパソコンをセットして、滞在の態勢を整えて、本などを読んでおりましたら、日没がやってきました。
太平洋に沈む夕日です。
時刻は午後4時半前くらい。

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みるみる夜のとばりが降りてきます。

まだ夕食には早いのかなあ。
近所のフィッシャーマンズワーフでお土産物の買い物をしようと考えました。
松葉づえで出かけました。
すると、

歩道が凍りついて進めない。

迂回ルートを探しましたが、ありません。
車道は雪も氷もなく黒い眼面が乾いているように見えるほどです。
裏道の車の少ない車道を歩きました。
さまようこと10数分。
どうしても凍り付い部分を通過しなければ目的地に到達できないことを知り、断念しました。

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もうホテルを出てから20分近くになろうとしています。
そうしますと、

さ・む・い。
ひたすら。

いでたちは四国を出発したときのまんまです。防寒着というば裏地がキルトのウール・コートのみ。手袋もマフラーもなし。
すると手の指の先が、

い・た・い(痛い)。

こんな感覚、集団登校していた小学生の頃の記憶がよみがえりました。
また、アルミ製と思われる松葉づえがどんどん冷たくなってきます。肌に触ると、

つ・め・た・い。

ここは「氷の世界」か?

こんな突拍子もない寒さに放り込まれた旅人である私は、どう反応するとか言いますと、

笑う。

のであります。原底からこみあげるような

笑い。

であります。
もうとんでもない寒さに、笑うしかない、という精神状態です。

夕暮れ時の釧路の裏通り、松葉づえを携えた黒いコートのおじさんが、たたずんで、押し殺したように、一人で笑っている。
ってこれ、変なオジサンそのものじゃないですか?

逃げ込んだホテルのロビーで茫然としました。
気を取り直して、タクシーの運転手さんに聞いた地元のお寿司屋さんに電話しますと、午後4時から営業しています、とのことですから、タクシーで出かけることにしました。歩いて十分いける至近距離なのですが、運転手んも許してくれるでしょう。

到着したのは八千代本店。

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最初からお好みて握っていただきました。白木のカウンターは私ひとりです。職人さん一人を独占して矢継ぎ早に注文しましてお腹を起こします。
最も記憶にのこるのは、毛ガニ。身が口の中でほぐれてカニの風味が広がります。
次は大トロの炙り焼き。牛ステーキの味わいのあっさり版のようです。
釧路漁港で水揚げされた地の魚の、妙な名前の魚群。おいしかったですね~。
お会計の額も、予想を下回る、驚きの価格でした。昔々の富山でのお寿司屋さんの驚きを思い出しました。

江戸時代のファストフードですから、半時間も経たずに満腹。
まだ5時台です。外は十分夜なのに。

タクシーで帰還。
入浴して、ニュースも一通り見て、本も読んで、午後8時台には就寝するしかありません。
なんて健康的な。

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