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沖縄本島へ、そして南部へ。

10月18日・火曜日。宮古島で目覚めました。

前の晩はクラシックを聴きながら、いつの間にか寝てしまい、気が付けば床の上。
ベッドにもぐりこんだら、間もなく夜明けでした。
よくあるホテル・バイキングで朝食。
ようやく青空の見えて明るくなった室内で、お土産物などで多くなった荷物を宅配便で自宅に送る手配をしていたらチェックアウトの時刻が近づいてきました。
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ホテルから海とは反対側を見ると、畑や民家という地元の風景が見えます。
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海側に作られた風景は周囲から裁然と切り取られたような風景に見えてしまいます。宮古島の中に忽然と現れたリゾート風景。
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この日は沖縄本島に向かいます。

ホテルから宮古空港方面に直行しました。
車を満タンにしてレンタカー屋さんにお返し。
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白のZ3とお別れです。かつての愛車318tiコンパクトとベースを同じにした造りなので、操作感が非常に近いものがありました。ウィンカーの音も同じ。なつかしく走り易い車でした。ありがとうございました。
空港までの送迎マイクロバスの中では島田伸助さんの民宿の話題に。昨年は観光客が多かったそうです。民宿オープンの日は宮古島中のホテルが満室だったとか。

宮古空港は修学旅行に向かう中学生で一杯です。
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記念写真を取り合っている女子中学生に行き先を尋ねたら、「九州に行きます。」と答えてくれました。
一生の記憶に残る楽しい思い出ができますように。

修学旅行生とは別の便で那覇空港へ。

旅行の主たる目的は達したのですから、そのまま本土に戻ってもよいのですが、せっかくの那覇ですから一泊くらいしないと。そんな思いで那覇にも宿を取りました。
離島から那覇空港に到着した旅行客のうち、私のように那覇でいったん立ち止まるのは少数派のようです。預けた荷物が手渡しで返されました。
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さて、次なるレンタカー会社は、と送迎の待ち合わせ場所のバス停に立っていますと、
なんだ、あれは?
誰が、乗るの?
という白のながーいリムジンが近づいてきました。
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まさか。
と思うと、
若い女性の運転手さんが下りて私のほうに近づいてきました。
なんと、私の「お迎え」でした。
乗り込むと、後部の対面シートの向こう側まで自分の足が届きません。
シャンパングラスなどあります。
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オレって、かつての小室哲哉?とイリュージョンに陥らせる車でありました。

そしてたどり着いたお店は、いかにもの看板にのけぞりそうでした。
「セレブレンタカー」
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さらに縦書き毛書体の「外車専門レンタカー」
わかりやすくて楽しいレンタカー屋さんです。

予約していたのはBMWのZ4ロードスター、赤色、でした。
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操作方法を教えてくれる店員さんに、自宅でもBMW乗っています、というと、あとは幌の開閉だけ教えてくれました。Z3と違いZ4は電動です。
開閉して、思わず、
おおぉー、
と言ってしまいました。

さて、ナビに設定した目的地は、
浜辺の茶屋
でありました。

沖縄は道路工事が絶えません。いつもどこかで新しい道がきれいに仕上がっています。
ナビに素直に従っていくと、とんでもないことになることも、たまにあります。今回も同じところを2度回りました。しかも、どう考えても、主要道路ではない生活道路の中を。どこかでナビの頭脳にない新しい道を走ったのが原因のようです。

午後1時を回って目的地に到着しました。
そこは沖縄のまさに南端に近い南部です。
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浜辺の茶屋の客となり、入店を待つ6番目です。
引き潮の浜に出て撮影していました。
ずらりと並んで海をながめる茶店のお客さんたち。
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周辺もそうですが、お店からも、まったりした空気が放出されています。

間もなく呼ばれて店内の席につき、窓の外をながめて、
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まあ、なるほど。
ロケーション・カフェのはしり、だそうです。
一人旅風の人がちらほら。物思いにふけるようです。
10月の連休をはずした時期の、しかも平日に、こんなところ来ているのは、若者グループもしくはカップルばかりです。
コーヒーとピザの遅い昼食をとりました。
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ピザがおいしかったです。

西に向かいました。
平和祈念公園
です。ここを訪れるのは、2007年2月13日以来です。
戦没者名の刻まれて碑に、知り合いのご家族の方のお名前を見出しました。
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後方で人だかりとテレビクルーが固まっているので、だれが来るのか、と見ていたら
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玄葉光一郎外務大臣
でした。テレビで見るより若くてハンサムです。思わず会釈すると「こんにちは。」と挨拶してくれました。

集団を離れて資料館へ。
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資料館には初めて入館しました。
本物のもつ力に圧倒されます。本当に起こった悲劇であると知れました。
戦時中の水のはいったままの水筒を手に取ると昭和20年と今との時間の差が一気になくなりました。
涙を流さずして出られません。
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また西に向かいました。
ひめゆりの塔と記念館。
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真面目で優秀で、そして当然若い女学生が、自国の命令で戦場の真ん中にいされられたというあり得ない事実と、美しい母校が戦火で「消滅」した事実。
今年の大震災が人の人生を根こそぎ奪ったさまを見ると、天災と人災の違いはあっても、同じように人生と地域の記憶を奪う悲劇はまさに現実に起こったのだ、と知らされます。
1945年の沖縄と1960年代70年代のベトナムはつながっています。
アメリカはこれからどうなるのか。
昨年春に見た広島原爆ドームの記憶がよみがえりました。

南部を離れて那覇へ。

那覇の中心地に到着するころには、もう薄暗くなっていました。
ある方のご紹介で那覇料理のお店を訪ねました。
「琉球料理乃山本彩香」
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食事に心底感激することが少なくなった、トシのせいだろう、と思っていましたが、こちらの料理には心底、感激しました。驚きました。
ほんとうに、おいしい。うまい。
味はもちろん薄味、おとなしい味です。
しかし、うま味が凄い。口に入れて感じる味、噛んで感じる味、さらに咀嚼して感じる味、飲み込むときの味、おいしい味が波のように届いてきます。
これは習って実現できるものではなく、天性のものがなければできない(のでは)。
料理の天才の技を体感させていただきました。
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山本彩香先生。私の母親と同じお歳。今後そんなに長く続けるおつもりはなさそうでした。
伊良部島のフレンチと、このお店。美食の旅になりました。

拙い人生の中で、間違いなくベスト・テンに残るであろう食事を終えてホテルに入りました。
今夜は、
ザ・ナハ・テラス
ここは、琉球王国の帝国ホテル、と思っています。
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なんと、ここもアメニティはロクシタン。今回の旅の宿にはすべてロクシタンが備えてありました。
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タクシーで再び那覇の街へ。
お土産の買い物のため国際通りへ。
塩専門店「塩屋」さんでアイスを食べて、古酒屋松尾店の地下酒蔵へ。
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ここは2007年2月10日に親と来ました。断酒はしても、昔とった杵柄で、美味しい銘柄と味のイメージはわかります。ところが自分で飲みたいとはまったく思いません。不思議なくらいです。お土産の宅配を頼んで目的は達成。

あとはブラブラ。私のいでたちは短パンとポロシャツ。これでも大丈夫なのが那覇の10月の夜なのでした。
国際通りはますます原宿化しています。沖縄を訪れる修学旅行生に買い物をしてもらうのが効率的なのかもしれません。
むつみ橋を過ぎて東へ。
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これまで立ち入ったことのない地域に行ってみました。
桜坂
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路地を歩きました。
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まさに場末のスナック街の臭い。
ただ歩いて通り過ぎて終わり。
もうご縁がない、と知りました。

タクシーでホテルに戻って、バーでノンアルコール・カクテルを一杯。
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部屋に戻って、ネットをして、あとは寝るだけ。
ああ、今日もよく動いた。

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