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伊良部島に渡りました。

所用のため伊良部島に出かけることになりました。

10月16日・日曜日。この日のうちに伊良部島に車とともに渡る計画でした。高松空港から那覇空港経由で宮古空港へ。宮古島でレンタカーを借りてそのままフェリーに乗って伊良部島へ。そして伊良部島に泊まる計画でした。
今回は大人だけの旅です。

高松空港を飛び立ったら眼下に荘内半島がそのまま見えました。三豊・観音寺地域が一望です。
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機内で鑑賞できるチャンネルのひとつがフルトヴェングラーばかりなので聴いていました。今年立て続けにSACDが発売された関係と思います。元々年代物のモノラルサウンドのため機内の轟音が鑑賞の妨げにならないのが面白い。
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夏休みの沖縄家族旅行のとき子供たちに好評の機内食チキントマトスープを初めていただいてみました。
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チャンネルが終わっても気分はクラシック。持参したフラッシュ・プレイヤーで、バルビローリBPOのマーラー9番最終楽章を選びました。窓の外の翼と流れて行く空と雲を画像にしながら同曲を聴いていると、なぜかこれから行く先に何事が待ち構えているのだろう、と不安な気持ちがかきたてられます。

那覇空港に無事到着。宮古空港行きの乗り継ぎまで2時間以上あります。クレジットカード会員用のラウンジで休むことにしました。
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飲み物をとっても退屈なので空港内のお店をブラブラ。宮脇書店で地元の法律関係図書を買ってみました。

さて、そろそろ時間なので、宮古空港行きの搭乗口あたりまで行きますと、場内アナウンスがとんでもないことを言いだしました。
機材の関係で出発が1時間半遅れる。
というのです。
これは大変なことです。なぜかと言いますと、宮古島から伊良部島までのフェリー(車ごと移動できる意味で)の最終が午後6時30分なのです。
宮古空港行き出発の定刻は4時、宮古空港到着は4時50分です。これが1時間半遅れれば、宮古空港到着予定時刻は午後6時20分。それからレンタカーを借りて平良港まで行ったら完全にアウトです。飛行機のことですから空港から解放されて午後6時30分は回るのは確実です。
那覇空港で係員にキャンセルして他の航空会社に変更できないか、など問い合わせましたが、ムダな抵抗でした。
そのまま定刻から1時間半遅れで那覇を出発して宮古空港に着陸したら午後6時40分でした。すでに平良港からフェリー最終便は出てしまいました。
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レンタカー会社の送迎バスの中で海運会社と電話で交渉しました。その結果、

フェリーをチャーターしてしまいました。

レンタカー会社のクリエイティブ・レンタカーさんから借りたのはBMWのZ3ロードスター。車の現物を目にして、
荷物はトランクに収まるか?
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と不安になりましたが見事に収まり、ともかく出発。平良港にまっしぐらに向かいました。
海運会社の社長さんとおぼして方と連絡を取りつつ、港まで着きました。ところがどこが発着場所かわかりません。電話で指示されて着いたところに男性が一人暗闇で待っていました。なんだか禁制品の密売のようです。
ほどなく沖から船が近づいてきました。
「未知との遭遇」での宇宙人とのコンタクトの図のようでもあります。
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接岸したのはまぎれもないフェリー。立派な船です。瀬戸内海であれば小豆島くらい行き来しそうなフェリーです。早く乗るようにうながされて乗船しました。
当然、乗船した車は私の1台だけです。(奥のフォークリフトなどは最初から乗っていました。)
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客席に上がりました。当然、他にだれもいません。
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突然人類が滅亡してだれもいなくなったのに船だけが走り続けていてその中にいるような錯覚を覚えます。
客室も無人。デッキも無人。トイレも無人。
客室に貼られた紙が人間の生活の気配だけを伝えています。
船内のテレビはNHKの「ダーウィンが来た」を映しています。
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外は真っ暗。
人里を感じさせる宮古島の灯りは後方にドンドン遠ざかっていきます。
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しかし、、、こんなフェリーを貸し切りにするなんて。。。
ひっくりかえってしまいそうな奇妙に愉快な世界でした。

午後7時30分ころに出発したフェリーは午後7時55分ころに伊良部島に到着。所要時間はダイヤどおりでした。
接岸しました。
伊良部島の佐良浜港は暗い。
車を出発させて束の間のシュールレアルな海路を楽しませてくれたフェリーに別れを告げました。
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伊良部島初上陸。

伊良部島は街灯がほとんどなく、午後8時過ぎでも真っ暗です。頼りになるのは車のヘッドライトです。
ナビに従いドンドン走ります。港近くの人家のあるあたりを過ぎると、真っ暗闇の道をひたすら走りました。
めざすホテルはヴィラブリゾートVillabuResort

ところが、ナビは到着した、というのにホテルの施設が見えません。看板も何もありません。車のヘッドライトで周辺が畑であることはわかります。
すると歩道上に白衣の人影が!こちらです、と手まねきするのでよく見るとホテルマンのいでたちの男性が一人。招かれて移動すると入り口がわかりました。
周囲は暗闇で、灯りで浮かび上がる建物はコテージ風です。
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中に入ると客はうちだけ。
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ただちにディナーを始めてくれました。
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宮古島のレンタカーの方と話をして以来、室内の灯りの下で顔を合わせたのはホテルの方が久しぶりです。
宮古島の市街から平良港入り口に入ったあとは、暗闇の中で待ち合わせた男性の男性のシルエット。フェリー乗組員の人はかげろうのように過ぎて、到着したフェリーから吐き出された私は、人影ない伊良部島の住宅街を抜けて暗闇の道を走り、途中のコンビニで人影を見たあとは、サトウキビの畑と思われる平原の中を走ってきました。
最果ての地に来た感慨がいやでも高まってきます。

そんな地のレストランで私たちのためだけに始めてくれたディナーは、とてつもなく、素晴らしいものでした。
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こんなにも隔絶した場所で、こんなに素晴らしい料理にめぐりあえるとは、そんな予想外の驚きが味そのものの素晴らしさを倍加しました。(ただし飲み物はノンアルコール。ペリエにしました。)
さらに良いのはお給仕していただいたスタッフの方々。整っています。キチンとしています。出過ぎず、肝心なときにいないということがなく、非常に神経の行き届いていることがわかります。反対に客に緊張させるところもまったくありません。徹底的に快適です。

食事を終えて部屋へ。
生垣がきれいな通路をとおりコテージの部屋に案内されました。
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アジアンテイストの室内が素晴らしい。
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アメニティ関係にロクシタンです。
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タオルはすべて今治タオル。四国の人間としてうれしくなりました。本物志向が随所に表れています。

室内を一通りながめて、ふと、外に出てみましたら、驚きました。
なんて広い庭、そして東屋にプール。
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広いバスでゆったり浸かって激動の今日一日を振り返るのでした。
なんだか夢でも見ていたようです。

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