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我々はどこにいるのか。

東京2日目。9月18日金曜日。
今日のメインは東京国立近代美術館で開催されている「ゴーギャン展」です。

20090918a20090918b20090918c20090918dホテルで朝食を終えるとJRで高田馬場へ。東西線に乗り換えるためです。
乗り換えるついでに駅の周辺を寄り道しました。駅から出て見える風景は大学時代から司法浪人時代にかけてとほぼ変わらなく見えます。気がついてのはビッグボックスが青くなっていたくらいです。
開店前の「ムトウ」まで撮影して、すぐ裏の早稲田セミナーに立ち入りましたら、以前は2階にあった書籍販売店はなくなっていました。

20090918e20090918f20090918g東西線竹橋駅を下車して美術館へ。
道路の案内表示に日本の中心である雰囲気が満ちています。
チケット売り場にはすでに長蛇の列。購入までの間、係員がしきりと叫んでいます。
「ゴーギャン展の方はお並びください。」「ゴーギャン展」「ゴーギャン展」「ゴーギャンテン」「ゴーギャンテン」
だんだん、「ゴーギャンテン」の言葉が1人で歩き出してきました。まるでどうかの中華料理店か朝鮮半島あたりの地名か、と感じたくらいです。

それはともかく、入場。中もすごい人です。私自身テレビで今回の展覧会の存在と内容を観ていたものですから、やはりテレビの威力は絶大であります。
初めて音声ガイドを利用しました。素晴らしい。作品と作者の理解を深めてくれます。
今回の目玉である
「我々はどこから来たのか。我々は何者か。我々はどこに行くのか。」
の実物(当然!)を間近に見ることができて幸いでした。伝わってくるものが違います。
特に感銘したのは最晩年である1903年に描かれた最後の作品でした。白鳥の歌、のように清澄極まりありません。音声ガイドでは時折静かな音楽を背景にして作品の解説、作者の当時の状況を教えてくれます。最後の作品を目の前にして涙が出そうな感激をしました。見終わるころには、ゴーギャンの生涯、それは1848年に生まれて株で財をなし1882年の金融危機まで株取引をやめて画家に転身し1889年からの2度のタヒチ行、とその骨格を知ることができました。ゴーギャンが身近になった瞬間です。
私の次の目的地はタヒチです。
出生児の死に愛嬢の死。つい100年ほど前は、人の死にあうことが多く、人生がはかなさが強く感じられる時代でもあったのでしょうか。

20090918h美術館を出て歩いていると妙な住居表示がありました。
題して
「我々はどこにいるのか。」
です。

20090918i20090918j20090918k20090918l表参道で所用。
移動中のタクシーの車窓から業界の大元締め最高裁判所の建物を、久しぶりに目撃。
銀座へ。
エルメスもこれまた久しぶりです。購入する意思も能力もなく入店しましたが、価格は平気で尋ねます。昔々に購入できていたときの価格からはなんと5割近く値上がりしています。(日本円で。)強気ですねー、このブランド。手ぶらでお店をあとにしました。
アルマーニのショップを発見。恐る恐る入店しますと3階(あれ4階かな?)に通されました。記念にネクタイのみ購入。高松のお店に入荷するか、入荷してもすぐなくなるのでは、と買った意義はあったかも。来月からはまたネクタイのシーズンですし。
さらにフラフラしていたところ「月光荘」を発見。月光荘画材店です。私はピアニスト中村紘子のゆかりのある「月光荘」と思いましたが、画廊の月光荘と画材店との関係はまだわかりません。子供のおけいこの荷物運びに便利なカバンを二つ購入しました。ホルンのマークのついたかわいい商品です。

20090918m20090918nさて夜のメインイベントはお寿司の「久兵衛」であります。フランスのミシュランで2つ星と評価された衝撃のミシュラン東京ガイド2008以来まだ行っていませんでした。
お造りが済んだあとは、まず大トロ。霜降りを出していただきました。うまい。
あれこれ頼んで、いまは秋、秋刀魚はありますか、と尋ねますと、ありますよ、とうれしい答えです。軽くあぶって握ってくれました。これまで秋のお寿司屋さんで秋刀魚を頼むと当然のこと生で出されました。あぶった秋刀魚は初めてです。いただきました。うまい。超絶的なおいしさであります。
他に、焼いた穴子で握ってくれました。以前このお店で、「穴子のつけ焼きをのせて握るのはありますか?」と尋ねたら妙な顔をされたことがありました。その品は高松の福家さんで知ったものですが久兵衛にはありませんでした。今回職人さんから勧めてきました。私が伝道したのでしょうか?穴子の握りはホックホックのおいしさでした。
で今回は、これまた福家さんで知った、かにみその軍艦巻き、を言ってみました。職人さんは、うーん、かにみそなくなっています、と残念そうです。その代わりといってはなんですが、エビみそ付きの海老にぎりを出してくれました。
一通りいただいて満腹になって、すきやばし次郎、の星三つの話をしたら、盛り上がってしまいました。久兵衛さんは平静な様子ですが、内心疑問には感じていると思います。ちょっと地雷を踏んだかも、と心配しました。

20090918o夕食に大満足して、まだ夜も浅いので六本木に移動。
青山ブックセンター(ABC)での立ち読みをスタートにしました。ただ移動中のタクシーの運転手さんの情報では、六本木はもうよろしくない、横須賀の兵隊さんも円高もあって来ない、来ても徹夜はしない、らしいです。
私は、バブル時の記憶をたどり、「遺跡」をめぐるように散策しましたが、新しい東京ミッドタウンのバーの屋外で涼みながらカクテルを少々いただいて終わり。六本木を楽しむにはもうトシがいっている、と知りました。(とーぜんだろー。もっと早く知れー。との声で飛んできそうです。)

20090918p結局、ホテルのルーム・サービスでいただいた生ビールとおつまみが最高においしかった夜食でありました。

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Comments

はじめまして、かみなり屋です。
「ゴーギャン展」で検索してやって来ました。
自分としてはとてもいい時間が過ごせたと思います。
が、そんな当たり前なコメントではなく、
自分も出てすぐの謎の住所表示板をカメラで撮ったんです。
「北の丸公園 4、5、6」(笑)
そんなことに目がいくお仲間なんだと思いコメントしちゃいました。
ではまた。

Posted by: かみなり屋 | September 23, 2009 at 11:16 AM

こんばんは。
コメントありがとうございます。
鑑賞していましたゴーギャンの作品の題とリンクして可笑しかったです。
こんな街中の理解し難い存在に注目した(小)ブームがかつてありましたね。ブームの名前も忘れてしまいましたが。
またご縁がありましたらよろしくお願いします。

Posted by: 安藤誠基→かみなり屋様。 | September 25, 2009 at 08:29 PM

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