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祖谷渓。

というわけで、徳島の山奥、祖谷渓(いやけい)に行ってまいりました。
今年は不景気。気がつけば家族旅行にまだ行っていませんでした。南の島ばかりから目先を変えてみようと思いました。
思いついたのが、徳島の祖谷温泉に泊まる、
でした。まさに
安・近・短
です。自分で妙案と自画自賛していました。子供たちに
「祖谷温泉行くぞ。」
と言ったところが、反応は「は?」「それ、どこ?」。
ま、行ってからのお楽しみ、でありました。

11日(火)にレンタカーのヴェルファイア(楽天トラベル経由。X5と違い家族に格段に好評でした。)に家族が乗り込んで、一路、国道32号線をめざしました。三豊市高瀬町周辺の立派な農道を通るなどして32号線に合流。猪鼻峠のヘアピンカーブとトンネルを抜けて吉野川沿いの盆地に降りました。
あとは四国三郎こと吉野川を左に見たり右に見たりしながらどんどん南へ。上流へ。
背の低い屏風のような讃岐山脈を越えると瀬戸内海側と吉野川沿いとは風景が空気ごと一変します。まだ自宅から走り始めて30分も経っていないのに。
南に向かうほどに秘境然としてハンドルを握っていてもワクワクしてきます。
小歩危(こぼけ)を過ぎて大歩危(おおぼけ)へ。私の小学生のころから幾度か旅行で来ています。懐かしさもあります。道はずいぶんと広く、良くなっているようです。それでも風景はまったく変わりません。国道と吉野川とさらに土讃線の線路の3本が糸のよれあうように南進しています。

20090811aドライブイン、というとすでに死語?
「まんなか」に着きました。
まずは最初に大歩危峡遊覧船で吉野川くだりを楽しもうとしましたら、あら、増水のため運行中止、です。前日の台風9号(四国沖で台風になったもの)の雨のせいです。残念。
買い物のあとはまっすぐ祖谷渓へ。
子供たちはどこに連れて行かれるのかまだ理解していません。
三女が「これからどこ行くの?」と言いますので「お化け屋敷よりもこわいところだよ。」と答えました。祖谷のかずら橋のことです。
大歩危峡を離れて祖谷渓へ。
谷の幅が狭くなるにつれ秘境に近づいた気分を盛り上げてくれます。
なるほどこっちだったね、と思い出しながら道路に導かれていきます。かずら橋が近い、ゴールが近いぞ、と思いましたら、あれ?ずいぶん立派な、まるで高速道路のような橋が、と驚いていたら、なんとひろーい駐車場にこじゃれた大きな建物。これが「かずら橋夢舞台」かー。
20090811b20090811c有料駐車場(500円)で降車しショッピングセンター然とした建物に近づきましたら、眼下に記憶にあるかずら橋が見えました。建物の中は、観光客でけっこうな混雑です。商品はたしかに祖谷、徳島の特産品もありますが、観光地なら全国どこにでも置いてありそうなものもまた沢山。
記憶にある「秘境」のあまりの変わりように、これも時代かなあ、と嘆いてもしかたありません。

20090811d気を取り直してかずら橋へ。
橋の周辺は「昔」と変わりません。
時刻は昼過ぎ、右岸の昔からあるお店で祖谷そばを食べることにしました。こちらは道もお店も昔のままで記憶のままです。しかしほとんど観光客はいません。駐車場もガラガラです。左岸の夢舞台は「高速1000円効果」のおかげで県外・本州その他ナンバーの車と人間でにぎわっているのに。左岸と右岸のコントラストがきつすぎる。商売って大変です。更新や進化は必須なのですね。わが業界に照らして思うところは多いです。
20090811e私たちは、昭和40年代的地方の内装の食堂で昼食。さきほど見た夢舞台の社員食堂様のテーブル満席状態よりましです。子供たちには祖谷そばは初体験。麺星人の面々は祖谷そばは「うまい。」「おいしい。」と好評価です。「ソーキそばとはどっちがいい?」と聞いたら「ソーキそば!」と即答でした。

20090811fさていよいよ次はかずら橋。
上から4人の子供たちが渡ります。
幼稚園児の三女は渡る前に怖がるのかと思うと、「渡りたい!」と超ノリ気です。私が手を引くことにしました。
渡り始めたら、三女は「面白い!!」とかなり楽しんでいます。私は楽しむどころではありません。橋の木と木の間の隙間は、幼稚園児が足をすべらせでもしたら、スポッ、と抜け落ちてしまうようなところもあります。私は左手で欄干を握り、右手で三女の手を握り、気が気ではありません。ビデオもカメラも撮る余裕はまったくありません。渡り切るちょっと前で子供が足を踏み外して、うわっ、と片手ながらしっかりぶら下げて難を防ぎました。いやー、もう、自分ひとりで渡るにはなんの問題もないのに、小さい子供を連れると、こんなに怖い名所はありません。私のほうが怖い思いをしました。

20090811g琵琶の滝。
ここも前日の雨のために水量がすさまじく多くなっています。勇壮な滝に子供たちも感激したようでした。天然のクーラーでしばし納涼。

さて、いよいよ、ホテル祖谷温泉へ。
西祖谷中学校で人里から離れて、車のすれ違いもしかねる山道を10分程度行くと、まったく手付かずの大自然の渓谷。その向こうにホテル祖谷温泉が見えてきました。
20090811hこのホテルの売りは、なんといってもそのロケーションです。人里から完全に隔絶した場所にあります。スタンリー・キューブリック監督ジャック・ニコルソン主演の映画「シャイニング」の舞台となった「展望ホテル」の四国版ではないでしょうか。
それにケーブルカーで川床まで降りる露天風呂。山の中腹にあるホテル棟から170メートル下の露天風呂まで5分で移動します。
そして四国で珍しい源泉かけ流しの硫黄系温泉です。

20090811iこのホテルの存在を最初に知ったのは、学生時代に帰省した折に親が教えてくれたのがきっかけだったようです。
平成元年(1989年)に東京の友人が四国を訪ねたときに案内しました。
これまではいずれも日帰りで露天風呂につかるだけでした。いつかはここで眺めのいい部屋に泊まる願望を抱いていましたので、今回はようやくの願成就です。

20090811j20090811k20090811p案内されたお部屋は北西角のもっとも眺めのよいお部屋。露天風呂に足湯がついています。室内の設備(BOSEのプレーヤーとCD、浴槽内でも読める小説)と内装(ベッド、洗面など水回り)から、明らかに、最先端こじゃれ系コンサルタントの指導の跡が見られました。
20090811l20090811mなかなかの雰囲気です。
家族の人数が多いものですから(計7名)、最も大きい部屋でなければ間に合わないという物理的理由もあります。

20090811n20090811o20090811q20090811sさて、荷を降ろして浴衣に着替えたらさっそくケーブルカーで露天風呂へと降りました。
ここもまた前日の雨で増水した吉野川支流です。白濁していますが自然の緑色を含んでいるように見えました。岩石・砂の色でしょうか。
20090811r湯は、これまたけっこう、でした。
20分くらいゆったりつかりました。
渓谷のさわやかな風に吹かれて川の激流の音に時間の経つのを忘れます。

20090811t20090811u晩御飯はお座敷で。
お約束の鮎の塩焼き。うまい!頭骨だけ残してあとは内臓も骨もすべていただきました。
泊まりですから心配なく飲めます。山と川と海の料理と湯上りのビール。
湯上りに部屋でのんびりしていたときもそうでしたが、晩御飯の時間になっても会場となった広間までヒグラシの声が聞こえてきます。いい風情です。
極楽、極楽。

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