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沖縄・慰霊。

帰宅しました。

Z20070213aZ20070213bZ20070213cZ20070213d最終日の今日13日のメインはひめゆりの塔でした。
前回は2004年4月に訪れています。そのときリニューアル中のため見学できなかった「ひめゆり平和祈念資料館」に今回初めて入館することができました。
私、こういうのにめっぽう弱いのです。
見学中には涙が止まりませんでした。

昭和20年6月18日の解散命令で突如戦場に無防備のまま放り出された少女たちの憤りと恐怖は自分が経験できるものではありません。しかし一生懸命想像することはできます。
指導者の無責任、というのでしょうか。
最後のカタのつけ方がなっていないのです。自決するのが能ではないはずです。
「投降」さえすればよかったものを、と自分も含めて今の人は思います。
しかし、それができないような心理状態にさせるものがあったのでしょう。その大きな要因のひとつには教育があったことは確実です。

歴史に「もしも」は禁物といわれます。
それでも、もしも、沖縄戦の指導者が日本の大本営に反旗を翻していたら、と考えてみたらどうでしょう。
90日間にも及ぶ住民を巻き込んだ悲惨な沖縄戦はもちろんなくなり、日本の降伏は確実に早くなって、広島も長崎もなかった、としたら。
いや、反対に本土の上陸戦が現実になりさらに悲惨な結果になったかも。東京がベルリンと同じになったかも。

資料館は事実を淡々と伝えます。
誰が悪い、日本が悪い、アメリカが悪い、などと責任の所在を追及するトーンはありません。
厳然たる事実と体験した人の語りを伝えるだけです。

逆に、今の世界で武力を握っている国、それはアメリカ、がまだ自由と民主主義という価値を知っている、という点において、まだまし、と考えたらどうでしょう。もっと恐ろしい世界観を持った国はまだまだほかにたくさんあるのですから。

Z20070213eZ20070213fひめゆりの塔から東へわずか4キロのところにある平和祈念公園に行きました。
海からの風に吹かれて静かにたたずんでいる黒い石の数々。
戦争で亡くなった人の名前が刻まれただけの石。それがこんなにもある、という事実に圧倒されます。
戦争のときには無数の戦艦と死体が浮かんでいたあろう海は、今は水平線だけでどこまでも果てしなく続いていました。

歴史の重さを感じた一日でした。

帰りの空路では、曇りからやがて晴れた空の下に、
奄美大島
屋久島
開門岳と大隈半島
桜島
霧島連山
日南海岸
宇和島
松山
しまなみ海道
がきれいに見えていました。

今回の沖縄。
自分を産んでくれて育ててくれた親を連れてくることができて幸せでした。

(※画像に関する注記)
2007年1月16日から17日にかけて行われた「ココログ」メンテナンスの後、画像をクリックしても全体が見えなくなりました。ディスプレイの全画面で展開されており、しかも画像の一部しか表示されません。
画像の全体像をご確認されたい場合には、お手数ですが、全画面で展開した画像をいったんあなたのパソコンに保存し(右クリックで「名前を付けて画像を保存」でデスクトップに置くなど。)そのうえで開いてください。そうすれば普通に見ることができます。
なお、以前のようにポップアップ画面で全体を見ることができないか、と試行錯誤しています。方法をご存知の方に教えて欲しいです。

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Comments

学生時代、きけわだつみのこえ、をよんだのをおもだします。彼女たちも自分らの家族、祖国をまもるためみずからぎせいになったとおもいます。維新のときあれほど秀逸な人材をだしながら、なぜだれもこの惨劇をとめれなかったのか。ひめゆりといい、特攻隊といい優秀な人材がちっていったのは、かなしくてなりません。

Posted by: ペンステモン | February 17, 2007 at 01:47 AM

コメントありがとうございます。
国家の政策決定に携わる中枢に、正しい判断のできる人材を確実に送り込める、あるいは、国家の正しい意思決定をできる、そのようなシステムはどうすれば実現できるのか、考えることがあります。
民主主義と教育の問題、ネットで投票さらには政策決定できるのか、あるいは、していいのか、ということについて。

Posted by: 安藤誠基→ペンステモンさん。 | February 17, 2007 at 10:02 AM

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